佐久市桜井の道の駅「ヘルシーテラス佐久南」(青木秀俊駅長)で12、13両日、施設のオープン8周年を記念した感謝祭を開き、両日も多くの人でにぎわった。
まぐろ丼や干物などを販売する清水港物産展や、施設がセレクトした野菜セットの販売、警察車両の展示や乗車体験、猿まわし公演など様々なイベントで2日間を盛り上げた。
イベントのうち、「音夢ライブ」では、元教員で全身の筋肉が動かなくなっていく「ALS」という難病と闘う有坂栄康さんがゲスト出演。今では目を動かす以外のことがほとんどできない状態という有坂さんからのメッセージを、音夢ライブの出演者の一人で、昨年度まで同施設に勤めていた荻原竜二さんが代読した。
有坂さんのメッセージでは、自身が病と闘ってきた日々を通じ、「体が動かなくても、ただ生きているだけでいいんだと思えることができた。自分の命を生ききりたいと思う」とし、参加者に向け「自分を好きになり、自分を大切にして、あなたが大切な人にそれを示してあげてほしい」と呼びかけた。