芹沢勤前市長(75)=与良=が出馬に向け動き出した。昨年末に出馬の噂がのぼったが、今年に入り身近な関係者に不出馬の意向を伝えていた矢先の突然の急展開で、組織や人脈が入り乱れた複雑な選挙戦になりそうだ。
芹沢氏は静岡県沼津市出身で、慶応大経済学部卒。県職員を経て平成8年から1期4年間、市助役を務めた。平成16年の市長選で、今回出馬表明している小泉俊博氏(52)=谷地原=に348票差を付け初当選。3期目を目指した前回選では、かつての後援会長だった現職の柳田剛彦氏(76)=市町=と、今回出馬表明している大森豊也氏(39)=新町=との三つ巴の戦いを展開。自民、民主、公明などの推薦を受けたが落選した。
芹沢氏はきょう26日に記者会見を開くが、24日現在、支援者で元市議会議長の塩川重治氏(85)=与良=は「後援会組織を作るかどうかははっきり決めてはいない」としている。
市長選で5人の出馬は過去最高で、全員が市民という点では初。
ちなみに、前回平成24年の選挙戦結果は次の通り。(投票率68・8%)
◎柳田剛彦 9465
芹沢 勤 8301
大森豊也 5376