小諸市鴇久保区(大井関男区長)は、直近の元区長7人による建設委員(丸山健委員長)を作り、消防屯所(詰所)の新築工事を進めている。10日には、上棟式に合わせて建設委員らによる「ごちもちまき」があり、大勢の区民が集まってにぎやかに行われた。
以前の屯所は築60年以上と老朽化が激しかったことから、4年前に建て替えの計画が持ち上がった。新しい屯所は、同区の公民館前に建設。木造2階建て。1階部分はポンプ車などの車庫で、2階が消防団員の詰所となる。
費用は1100万円で、このうち3百万円は市の補助金。また、区内各戸から8万円ずつ集めたほか、有志の寄付、川辺地区10区からなる財産区の鴇久保分の費用から50万円を活用した。
同区で行うごちもちまきは、約20年前に公民館を建設した時以来といい、丸山建設委員長は「建物を作る時はこうした伝統行事があることを知ってほしかった。特に子どもたちにとって良い思い出となってくれたらうれしい」と話していた。