小諸市森山区(塩川宗一区長)の防災訓練は25日に開き、区民約250人が参加した。
平成25年、三岡地区を会場に小諸市の総合防災訓練を行ったのを機に、「防災訓練は毎年行った方がいい」という意見があり、翌年から区独自で行うようになった。昨年からは「災害に強く人に優しい森山区」とのスローガンも掲げている。
訓練では早朝に区内放送で区民に伝達。要援護者の安否確認を行ったほか、参加者を2グループに分けて簡易担架作りと負傷者の搬送、小諸消防署員を講師にした心肺蘇生法やAEDの使い方を体験しながら学んだ。
塩川区長は「国内で大きな災害があり、区民の防災意識は高まっている」とし、「来年は新たに炊き出し訓練も取り入れていきたい」と話していた。