○…佐久市茂田井の国道142号線沿いの畑で、昔懐かしい「もみ殻焼き」が始まった。土屋幸男さん(81)=協和=と土屋直人さん(75)=望月=、武重利義さん(80)=茂田井=の3人が、10年以上前から“復活”させた取り組みで、もみ殻をいぶす煙が冬の空に勢いよく上がっている。
○…昔は多くの農家がもみ殻焼きを行い、こたつで使ったほか、畑や田の保水性向上や土作りに利用。また、雪の上にまくと早く溶けるという。今では珍しい光景になったが、「友人3人で昔ながらの風習を楽しもう」と取り組んでいる。
○…今シーズンは、30㌔の米袋で約250袋を作る予定。作業は来年3月まで続くが、もみ殻をいぶしてできた炭は、佐久市布施のこまがた直売所などで1袋(6㌔㌘入り)4百円で販売中。