旬の野菜や果物を材料に使い、花のように見立てた「野菜ブーケ」を学ぶ学校がこの秋、県内で初めて佐久市内で開講する。
校長の中村八惠子さん(65)=岩村田=は、元幼稚園教諭。歯科医師の夫・通さんが営む「なかむら歯科」で歯科助手として務める傍ら、FMさくだいらでアナウンサー、佐久ケーブルテレビでリポーターとしても活躍している。ある日、雑誌やテレビで紹介されていた「野菜ブーケ」に魅せられ、国内第一人者の中澤洋子さんに師事。県内初の学校の開講にこぎつけた。
ブーケの材料は、旬の野菜を使用。1日から2日程度鑑賞した後は“料理しておいしく食べる”のがルールで、「見て楽しみ、食べて楽しめるのが野菜ブーケの魅力」と中村さん。8月31日には「野菜(831)の日」にちなんで、なかむら歯科入口にレモンやネギ、キノコなどを材料に使った作品を展示。医院を訪れた子どもが興味深そうに眺め、笑顔を見せる様子も見られた。
学校はこの秋に佐久市猿久保の佐久創造館を会場に開講予定。27日には、東京で作品発表会も開く。
問い合わせは中村さん(電話090・4463・7883)か、なかむら歯科(電話0267・68・2118)。