令和元年になって3カ月のうちに、小諸北佐久シルバー人材センター管内で6件の事故が発生している。同センターによると昨年度同期比で倍増しており、同センターは29日に開いた「安全・適正就業講習会」で注意を促した。
今年度に入って起きた事故のうち、5月に起きた傷害事故は、はしごを使って3㍍ほどの植木を剪定していた会員が、剪定場所を移動しようとした際にバランスを崩して落下。鎖骨骨折などの大けがを負い、現在もリハビリ中という。同センターが調べたところ、事故の原因は慣れによる注意力不足という。
また、交通事故など物損事故5件のうち、7月に起きた事故は、空き地で刈り払い機を使った草刈り中、敷地外に停車中の車に石が飛んで車のガラスを破損したもの。本来、車が近くにある場合に使う防護ネットなどの飛び石対策を怠ったのが原因だった。
同センターでは、事故が起きると1件ずつ原因を調査している。同センター安全委員会の齊藤章委員長は講習会で、「再発防止は会員の皆さんの危機管理にかかっている。一人ひとりが危機意識を持って仕事をしてほしい」と呼びかけた。