小諸市北大井地区で隣接する南ヶ原区と藤塚区は、かつて行われた林野開墾で深い繋がりのある「お隣同士」。この関係を介護予防にも生かそうと、8年前から合同で年1回の「健康達人区らぶ」を開いている。24日に開いた今年の事業には、両区合わせて約30人が参加。講話やゲーム、昼食を楽しんだ。
両区合わせても150戸ほどの小規模地区。南ヶ原区で児童民生委員を務めていた片山毅さん(78)が企画し、継続してきた。
今回は、元市議会議長の湯本正夫さん(88)も元気に参加。湯本さんは社協会長も務めたこともあり、その当時から介護予防事業が本格化してきたこともあって「言い出しっぺが参加しないわけにいかない。ここへ来れば大きな声も出せるし自然と笑顔にもなる」と喜んでいた。
片山さんは、「介護予防だけでなく、こうした付き合いが災害時の支え合いに役立つ」と話していた。