「ドライフラワー&ハーブ ふーちゃんの店」を営む佐久市瀬戸の井出房子さん(75)は、栽培から収穫、乾燥まで一貫して行った約30種の草花をドライフラワーやハーブティーなどにして販売。25年に渡り、心を込めて作った品々を多くの人に届けてきた。
この仕事を本格的に始めたのはそれまで勤めていた地元企業を退職した50歳の時。「40歳くらいの時から、第2の人生について考えるようになった」という井出さんは、通信講座でハーブコーディネーターの資格を取得したり、長野市で開いていた教室に通うなど見識を深め、退職を機に本格的な栽培と販売に着手した。また、「佐久薬草研究会」の会員でもあり、会の立ち上げにも尽力。同会が開くハーブ教室の講師も長く勤めてきた。
夫の忠義さんもこの仕事を応援しており、「作業に手を貸してくれるので本当に助かっている」とにっこり。今はコロナ禍で売り上げが減り、「ちょっと落ち込んでいる」というが「これからもマイペースで製品づくりを続けていきたい」。
ハーブティーは1袋250円(花の種類によって内容量は5㌘から15㌘)。赤坂直売所で販売している。
問い合わせは(電話0267・62・6079)。