佐久室内オーケストラ(小池公夫代表)の定期演奏会は25日(日)午後2時から、軽井沢町の大賀ホールで開く。平成5年の発足以来、年2回の割合で開いてきたが、昨年は台風19号で開催を予定していたコスモホールが使用不可能に。今年はコロナ禍の影響もあり2年ぶりの舞台になる。
大賀ホールという大舞台で演奏するのは、モーツアルトのオーボエ協奏曲やベートーベンの「運命」など大作が主。およそ半年間、約60人のメンバーが毎週練習を重ねてきた成果を披露する。
今回はステージの華「ソリスト」に、佐久市出身のオーボエ奏者・上原朋子さん(28)を迎える。上原さんは、佐久市の浅間中吹奏楽部でオーボエと出会った。小諸高音楽科卒業後は東京芸大音楽学部を経てドイツやスイスの大学でも学び、2年前に帰国。国際大会での受賞多数。現在はフリーとして全国各地のオーケストラとの共演も多い。川崎市在住。
同オーケストラと4年ぶりに共演する上原さんは、「モーツアルトのオーボエ協奏曲は気持ちが前向きになる名曲。コロナ禍でストレスがたまっている人も多いと思うが、ここで心を元気づけてもらえれば」と話している。
入場無料だが4百席に制限(整理券有)する。問い合わせは大賀ホールチケットサービス(電話0267・31・5555)。