小諸市野岸小の管楽部(渡邉稀心部長)が、今年度の「こども音楽コンクール」の小学校管楽合奏部門で最高賞の「文部科学大臣賞」を受賞。「日本一」に輝いた。同コンクールで野岸小が日本一になるのは平成29年度、令和元年度に続いて3回目という快挙だ。

「こども音楽コンクール」は、長野県予選をへて12月に東日本大会を実施。ここで金賞を受賞し、この時の音源で審査される全国大会へ駒を進めていた。コンクールで指揮者を務めた元顧問の浅野京子さんは、「小さなミスはあったけれど、子どもたちは今できる最高の演奏をやり切った」と評価する。
同部へは今年度、小諸市与良の渡辺作意商店がアルトサックスを寄贈しているほか、匿名でバリトンサックスも贈られたといい、浅野さんは「地域の皆さんに支えられたおかげ」と話す。渡邉部長は、4年生時に続き2度目の日本一受賞。「コロナの影響で練習も大変だったが、みんなで乗り越えてきた。受賞を聞いた時は信じられない気持ちだったが、とてもうれしい」と喜んでいる。
同コンクールでは、小学校合唱部門に出場した佐久市の野沢小合唱部が同じく文部科学大臣賞を受賞するなど、小諸、佐久勢が大活躍した。

3度目の日本一に輝いた野岸小管楽部メンバー