小諸市御牧ケ原台地にあるワイン醸造所「ジオヒルズワイナリー」で、スパークリングワインを作る作業が進んでいる。製品としての販売は夏ころを見込んでいる。
令和2年に収穫したシャルドネを100%使用したスパークリングワインで、いったんタンクでワインを作った後、砂糖を加えてビンに詰め、ビン内で二次発酵させることで泡を作り出す製法で、シャンパンと同じ作り方という。
現在行っているのは「おり」を抜くための作業の一つで、ピュピトルと呼ばれる板にビン詰めしたワインを差し込み、ビンを少しずつ回転させたり傾きを強くしたりして、「おり」をビンの入り口に集める行程。手間と労力、作業する場所を確保する必要があり、醸造責任者の富岡隼人さんは、「小規模のワイナリーで作っているところは少ないのではないか」という。