「佐久地域について楽しく学び、地域で暮らす喜びを共有しよう」をねらいに、中込の「喫茶ぽえむ」を会場に月1回開いている「土知の森(力)交流サロン」。コロナの感染拡大で5ヵ月間休んでいたが、9日、再開した。
今回の学習テーマは「跡部踊り念仏の由来と現在」。同保存会の顧問の廣岡豊さんと北村東己さんを講師に招き、保存会製作の記録映像や冊子などを参考にしながら、踊り手の感想なども交えて理解を深めた。
同サロンは会場の「喫茶ぽえむ」店主の工藤一夫さん(76)と荻原武治さん(73)が共同代表として平成21年に発足。開催百回の記念のサロンには、佐久市大沢出身で開催当時「日本ペンクラブ」の会長も務めていた作家の吉岡忍さんを招き、好評だった。
感染者の落ち着きとともに、サロンの常連参加者から再開を願う問い合わせの連絡が入るようになったことから、定員を通常の20人から15人に減らすなど工夫した上で今回再開を決めた。今後は、「可能な限り毎月第2土曜日に決めて開く」としており、「さらに教養を深め合いたい」と同店の工藤一夫店主。