小諸市八幡町の八幡宮で約330年前から伝わる「八朔相撲」は4日に行った。コロナ禍で3年ぶりの開催となった今年は、当初予定していた市街地パレードや子ども同士の取り組みなどが中止になったが、市内の小学生16人が化粧回しを付け、集まった人たちの前で堂々とした土俵入りを見せた。
八朔相撲は八幡宮の例大祭の中の一行事として始まり、小諸市の指定重要無形文化財に指定されている。最近では、小諸浅間ロータリークラブや大栄製作所から新しい化粧まわしの寄贈も受けている。
八幡宮総代長の関口昌利さんは、「規模縮小は残念だが、土俵入りだけでも行うことができて良かった」とし、「来年はパレードや取り組みも多くの人に見てもらえるようになっていることを願っている」と話していた。