小諸商業高の全校生徒と全職員が出資して作る模擬株式会社「スマイル小商店街」のイベントは15、16両日に開いた。コロナ禍でここ2年は一般公開できなかったが、今年は久しぶりに地域の人たちも参加できる形で開催。3年ぶりのイベントは大いににぎわった。
今年で15回目。仕入れから販売まで一貫して生徒が行う「販売実習」や、地域の小学生に仕事をして報酬を得る体験をさせる「キッズワーク」などがあった。
過去2年間形を変えてきただけに、スマイル小商店街代表取締役社長の大井壮星君(17)をはじめ、役員の誰もが地域公開のイベント運営の経験がなかった。大井社長は、「先輩から残された資料などを頼りに手探りで進めてきた」と振り返り、「思った以上に自ら動かないといけない部分もあったが、たくさんの人が来てくれて手ごたえも感じた」と笑顔を見せていた。

小学生が「仕事」を体験するキッズワークの「ハローワーク」コーナー。「働きたい小学生」と「働き手を探している出店」をマッチングした