小諸市与良町の与良蛭子神社で19、20日の両日、「初えびす」が3年振りに開かれた。与良実業会(甘利真澄会長)の主催。参拝者は商売繁盛や五穀豊穣、受験の合格などを願った後、えびす神と大黒天、お種銭が入った500円から2万円まで7種ある福枡やダルマを買い求めていた。
宮司の中山竜一さんは、「〝いつも通り〟の神事をやり続けることが大切」と言い、参拝者一人ひとりにお祓いをしていた。実業会前会長の渡辺英世さんは、「3年間のブランクで心配も色々あったが、多くの人に参拝してもらえてよかった」と胸を撫で下ろしていた。
初日には、今年度の全日本小学生バンドフェスバルで金賞を受賞するなど、各種大会で好成績を納めている野岸小管楽部の5、6年生が神社参道入り口そばの駐車場で「A列車で行こう」や「上を向いて歩こう」などを披露して例祭に花を添え、集まった多くの人たちから拍手が送られた。
また、神社に隣接する長勝寺は、昨年末に改修が完了した本堂や境内を開放した。