会社敷地内に40本のプルーンの木がある佐久市田口の「三葉産業」にこのほど、浅科幼稚園の年長園児がプルーン狩りで訪れた。
同社は大阪府に本社を構えており、「大阪から訪れた来客やその家族、スタッフのために佐久らしい体験をさせてあげたい」と思いついたのがプルーン狩り。同事業所を建てた9年前に苗木を植え、4年ほど前から収穫できるようになったという。
ちなみに昨年は、「地域の人にもプルーン狩りを楽しんでほしい」と収穫時期に無料で畑を開放。ただ、「今年は4月の遅霜の影響もあって収量が例年の3分の1程度にまで落ち込み、畑の開放は行えなかった」という。同社の比企得二専務(38)は、「地域の有志がボランティアで剪定作業をしてくれたり、手を貸してくれるのでありがたい。来年は地域の学生さんたちにも作業に参加してもらえるような企画ができたら」と話している。
この日訪れた園児たちは、「こっちにたくさんあるよ」と実ったプルーンを前に大喜び。早速味見もして、「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。