来年に創立110周年を迎える小諸商工会議所(塩川秀忠会頭)は、記念事業の一環で「小諸かるた」を千部製作した。このうち280部を13日、市内8つの小中学校の各クラスへ2セットずつプレゼントするため、小諸市へ寄付した。
小諸かるたは、同所創立百周年に合わせ、同所青年部と女性会が協力して制作。浅間山や千曲川、懐古園、島崎藤村など、小諸市にまつわる自然や人物、建物、食材が題材で、詠み句は市民から募集し、絵札は小諸高原美術館学芸員で日本画家の白鳥純司さんが手がけた。
かるたの再制作にかかった費用は約百万円。今回市に寄付した280部を含め寄付用で450部、販売用に550部を用意した。 塩川会頭は「小中学生が『小諸』を知るきっかけになればうれしい。かるた大会など企画してしっかり使ってもらえるようにしたい」と話していた。
550部は税込み2千円で販売している。問い合わせは同所(電話0267・22・3355)。