蹴りや投げ、関節技など多彩な技を繰り出すのが特徴の「空道(くうどう)」を指導する「大道塾」=和田=に通う林凌聖さん(18)=軽井沢高3年=が、昨年開かれた全日本ジュニア選手権大会のアンダー19の部で優勝。また、十河良典さん(47)=御影=が全日本空道シニア選抜選手権大会の超重量級で準優勝した。
林さんは、師範を務める父や兄の影響で年中園児ごろから道場に通い始めた。全国大会ではパンチを軸に試合を進め、決勝戦では昨年の世界ジュニアチャンピオンを相手に判定勝ちを収めた。「最後に関節技を決められそうになったが何とか耐えきった。今年からは一般のカテゴリーになるので、さらに鍛錬を積んで良い結果を残したい」と話していた。
十河さんは40歳の時に息子が始めたのをきっかけに入塾。「子どもには負けられない」との思いで練習を重ねてきた。全国大会では初の準優勝で、「師範や仲間、多くの人に支えられて掴んだ結果。生涯現役を目標にして、今後も鍛錬を続けていく」と喜んでいた。