平成27年から大規模な改修工事を行った佐久市岩村田の鼻顔稲荷神社は同年12月までに完成。7日、神社の総代会(工藤久吉会長)や奉賛会(浅沼忠雄会長)のメンバー、地域住民など合わせて約百人が参加して、新しい神社の完成を祝う報告会を開いた。
約4百年の歴史がある同神社は老朽化が激しく、奉賛会を作るなどして改修に向けた準備を進めてきた。そんな中、平成27年に佐久市で起きた竜巻災害で神社の屋根の一部が吹き飛ぶ被害を受けるなど緊急性が出たこともあり、急ピッチで事業は進められた。
報告会では武者邦彦宮司による神事を行ったほか、神社顧問の酒井福男さんをはじめ、改修工事に大きく貢献した個人や事業所に対し、▽武者宮司▽工藤総代会長▽浅沼奉賛会長―の3者連名による感謝状を贈った。
建設委員長も務めた浅沼忠雄奉賛会長は、「地域の協力で、子や孫の世代までつないでいける素晴らしい神社になった」と喜んだ。

さ・こ・鼻顔神社報告会(浦安の舞)

報告会後、宮司の中山美恵子さんが神楽殿で浦安の舞を奉納した

さ・こ・鼻顔神社完成報告会