佐久市岸野小の2年生が25日、佐久地域で昭和初期から伝わる「佐久凧」の制作に挑戦した。
当日は、和紙に骨組を張り付け、糸を通す細かい作業に苦戦しながらも、アニメやマンガなど思い思いの絵を描いたたこを完成させた。毎年正月にたこを上げている小松遥紀君は、「最初から作ったのは初めてで大変だったが、うまくできた」と喜んでいた。完成後はさっそく河川敷でたこ上げを楽しんだ。
「佐久凧」は、たこのバランスを保つ「尾」が無いことが特徴。指導は、継承活動をしている「春風会」(木内秀蔵会長)が行った。木内会長は「学校で指導したのは10年ぶり。子どもたちの喜ぶ顔が何よりもうれしい」。