佐久市内山地区の荒船山神社の氏子総代会(春日利夫会長)は、6月25日から7月1日まで同神社の里宮境内に「茅の輪」を置いた。30日に開いた大祓い式には、23人の地域住民が足を運び、茅の輪をくぐって無病息災を祈願した。
同神社では毎年6月の終わりに、半年間の穢れを払う大祓い式を開いている。「地域の人にもっと神社や里宮に来てほしい」と、3年前から縦2・5㍍、横1・8㍍の茅の輪を16人の総代が協力して手作りしている。
茅の輪は「備後風土記」の中でスサノオノミコトが茅の輪をかけて疫病を免れたという説話を伝えるものといわれている。