11月完成に向けて急ピッチで校舎改築が進む小諸市の野岸小で、校舎に使用する羽目板に全児童がメッセージを書いた。裏面に「友情」「努力」「がんばれ、のぎしっ子」など、思い思いの言葉と名前を記した。
施工を担当する竹花工業が提案。30日には6年生が工事現場を見学し、羽目板が実際に取り付けられていく工程を見守った。児童は、耐震補強工事の未実施で一昨年7月から仮設校舎で学習してきたが、「メッセージはいつまでも残るのでうれしい」「卒業するので少しさみしい」という声も聞かれた。
新校舎は鉄筋コンクリート造3階建て。建設費は約10億8200万円だが、解体工事や仮設校舎整備費などを含めると約14億円になる見通し。新校舎にはこのほか、絵本の『はらぺこあおむし』のレリーフが外壁に設置されるという。

児童が書いた羽目板裏面のメッセージ

児童が書いた羽目板裏面のメッセージ

野岸小1