佐久市印内原区の区民作品展は2、3両日、区民有志で作る実行委員会(高橋寅雄委員長)主催で開いた。
会場には編み物、陶芸、絵画など約150点の作品が並び、区民の文化活動への関心の高さがうかがえた。作った作品を展示する機会がないという区民の声から始めた作品展で、今年で10回目。
展示のほかにまゆ玉を使ったストラップ作り体験が人気で、参加者は自作したかわいらしいストラップを写真に収めていた。また、実行委員らが栽培したあずきを使ったおしるこも振舞った。
同区はIターンやUターンによる移住者が多く、作品展は移住者が地域になじむ一助にもなっている。高橋実行委員長(80)も東京出身で「区民同士が交流する良い機会。初回から出品している子どももいて成長がよくわかる」と話していた。