佐久市八幡の元教員・塚越武信さん(80)は、立科小に勤務していた42歳の頃にスキーを始め間もなく40年。教員時代の仲間の小林泰幸さん(84)=小諸市谷地原=と共に、佐久スキーガーデン「パラダ」を拠点にほぼ毎日スキーを楽しんでいる。
塚越さんは小諸東中や浅間中、望月小などに勤め、佐久中教頭を務めた後に退職。現在は菊作りに精を出しているが、冬場になると「ゲレンデのオープンが待ち遠しくなる」と話す。今シーズンは昨年12月21日の「パラダ」のプレオープンからさっそく出かけ、14日でちょうど40日間通っている。
1日の最初は1人で滑り始め、午前10時に場内でスキー場案内放送が流れるのを合図に、休憩コーナーで小林さんと落ち合ってコーヒーを飲みながら一息つくのが慣例。この休憩以外はほとんど休まず滑り続け、正午になったら帰宅するというのが一日の流れだ。時には2人以外の仲間も交じるが、ほぼ毎日通っているのは塚越さんと小林さんの2人だけ。
今シーズンは早期割引やインターネット購入といった条件を踏まえ、「パラダ」のシーズン券を1万円で購入。1日リフト券が4200円だから、3回行けば元は取れる計算だから、「とてもお得に楽しめている」と笑う。
塚越さんは「冬場はスキーが欠かせない日課。最近は道具も進化していて滑るのが本当に楽しい」と話し、「ただしケガをしないのがモットー。安全に楽しく、いつまでもスキーを続けたい」と話していた。