小諸市文化協会写真部に加盟する10グループによる「総合写真展」は14日から3日間、小諸市文化センターの乙女湖体育館で開いた。グループごとに個性のある力作166点が並び、延べ4百人超の来場者の目を楽しませた。
作品は市内外の風景が多いが、身近な人物、動物などを写した写真もある。少しでも足を止めてもらおうと、反射を防いで見やすくするためにガラスケースを外したり、作品の間隔を空けるなどの工夫を凝らしたグループもあった。また、会場のあちこちでは作品を前に撮影場所やカメラの設定といった情報を交換する姿もあった。
「酔写の会」代表で写真部門理事の三上博さんは、「数多く撮影した中から渾身の作品を選んでいるので、グループを超えて刺激し合える機会にもなっている。毎年見に来てくれる人を飽きさせないよう工夫するのも楽しみのひとつ」と話していた。