小諸市新町の音楽療法士・西巻靖和さん(52)と音だまくらぶが、小諸市大久保の布引温泉こもろでこのほど開いた「信濃への愛のうたコンサート」は、約40年前に作られた『信濃へのラブソング』なる歌を広めようと初めて企画したコンサート。西巻さんらは、集まった約20人を前に同曲を演奏した。
西巻さんは、布引温泉こもろで東日本大震災の支援を目的にした「がんばっぺ福島コンサート」を月2回開いており、昨年12月で通算170回を数えた。今回の「信濃への愛のうたコンサート」は、10月の台風19号で被災した長野県への思いも込め、「長野県の良さを改めて感じながら、音楽を楽しんでほしい」と計画した。
コンサートでは、同曲のほか『ふるさと』『信濃の国』などを演奏。また、会場に集まった人からのリクエストにこたえる時間もあった。西巻さんは「月2回のうち1回をこのコンサートとして今後も継続する。この歌をたくさんの人に知ってもらいたい」と話している。