小諸市内6小学校の運動会は、新型コロナの影響で「密」になる状況を防ごうと、学年ごとに6日間に分けたり時間別に児童や保護者を入れ替える方法を取る学校、運動会に代わる行事を考案する学校など、各校とも知恵を絞っている。11日には美南ガ丘小(塚田直道校長)で「運動会週間」と名付けた学年別の運動会がスタートしたが、そのほかの学校はあす19日(土)に行う予定だ。
市内最大規模の美南ガ丘小(塚田直道校長)は、現在児童数が627人。保護者の来場も考慮すると2千人規模の人が集まる可能性もあることから開催方法を検討し、11日からきょう18日までのうち6日間かけ、1日1学年ずつ競技を行う方式を考案した。
11日には4年生107人の運動会を実施。かけっこと県歌「信濃の国」など2曲に合わせて旗を持って踊るダンスの2種目を行った。2種目というと少なく感じるが、例年の運動会と比べても学年単体で行う競技数は変わらないという。同小の北澤洋一教頭は、「『本当にこれで大丈夫か』という思いはなくならないが、学校としてできる対策は全部やって、運動会を楽しみにしていた児童の思いにこたえたかった」と話していた。