〇…小諸市糠地のみはらし交流館周辺で、今年も菜の花が見ごろを迎えている。連作障害を防ぐため複数の畑に分かれているが、面積は合わせて7千㎡。一帯のなだらかな傾斜に黄色いじゅうたんを敷き詰めたかのようだ。
〇…小諸菜種振興組合(依田十三男組合長)が、高齢化による有給荒廃地対策として始めた。育てた菜の花は6~7月頃に刈り取って種から搾油。菜種油は市内外の農産物直売所や道の駅などで販売する。
〇…例年は、花が満開を迎える時期に「菜の花まつり」を開いているが、コロナ禍で昨年に続き今年も中止に。見物客こそ少ないものの、菜の花は世間の騒動もどこ吹く風と、初夏の風に気持ちよさそうに揺らいでいる。