佐久城山小の5年生児童58人は23日、人力で田んぼの代かき作業を行った。「代かき」というより「泥んこ遊び」で、子どもたちは体中泥だらけになりながら、大はしゃぎで田んぼを駆け回った。
「今回のテーマは、田んぼと仲良くなること。自然に親しむ機会を作りたいと企画した」と5年1組担任の倉根広大教諭。作業は、大勢の保護者や地域の人も見学に訪れ、「普段から、地域の人が学校の活動を応援してくれており、感謝している」。
田んぼは、学校近くに住む元岩村田高校長の吉岡道明さん(63)が「子どもたちの教育に役立ててほしい」と無償で貸与。5年生は今後、稲の収穫まで全ての工程に携わっていくという。