小諸市御牧ヶ原にアトリエを持つ昆虫写真の第一人者の海野和男さんからによる「生きもの写真のススメ」は9日、小諸市飯綱山公園内の「ハローアニマル」で開いた。市内小学生やその保護者など12人が参加し、生きものの写真を撮る楽しさや撮影のコツを学んだ。
全国の小中学生を対象にしたコンテスト「生きもの写真リトルリーグ」に合わせて実施。海野さんは同コンテストの審査委員長で、講座を通じ写真への関心を高め、作品の応募を促すのもねらいの一つだ。
海野さんは講座で、これまでに撮影した昆虫写真を披露したほか、一眼レフやコンパクトデジカメ、スマートフォンなど様々な種類のカメラの特徴について説明した。
その後、ハローアニマルで飼育するイヌやウサギをモチーフに写真撮影も指導。海野さんは「生きものと同じ目線の高さで撮れば迫力が出る」「ブレないようしっかりカメラを押さえて」と子どもたちにアドバイスを送った。
「生きもの写真リトルリーグ」はパナソニックや海野さんらで作る実行委員会の主催で今年5回目。応募締め切りは7月5日(金)まで。問い合わせは小諸高原美術館(電話0267・26・2070)。