小諸商業高校の課題研究で「商品開発」を学ぶ商業科3年生の32人が2月7日(金)から9日(日)まで、小諸市平原の「丸山珈琲」で生徒たちが考案したオリジナルブレンドコーヒーの豆販売やコーヒーを提供する店頭販売に挑戦する。同社と今年度取り組んできた連携授業の集大成の位置付け。
連携授業は3年目。専門家と共に「商品開発」に取り組むことを通じ、社会人として必要な能力を育てるのが狙い。店頭販売に向け、32人の生徒を▽実働▽デザイン制作▽PR▽コラボ▽オンライン―の役割ごとに5班に分け、授業の時間を使ってホームページ更新やチラシ作りなど、当日に向けた準備を進めている。
授業を担当する西澤彰泰教諭は「座学も大切だが、現場で活動して初めてわかることもある。生徒の将来に役立つ経験ができると思う」と話す。授業での指導を担ってきた丸山珈琲通販事業部の松本祐樹さんは「既存の客とは違う客層が見込めるし、高校生のアイデアには業務に役立つヒントもあって当社としても連携授業は大変意義がある」と話す。

連携授業の中で、プランを考える高校生にアドバイスする松本さん(写真右から2人目)