小諸市消防団(青木春美団長)は27、28両日、市内各分団の幹部約140人を対象にした水防訓練を小諸消防署で行った。
昨年の台風で大きな水害があったことや、新型コロナウイルスの影響でポンプ操法大会や規律訓練などが中止になった代わりに、団員の技術向上のために行った。
訓練では、消防署の職員を講師に小型ポンプの正しい操作や土のうの作り方などを改めて確認。青木団長は「これまで水防に特化した訓練はなかったが、昨年のような水害がまた起きるかもしれないので、迅速に対応できる準備をした」。

土のうを長さ3㍍ほどの木の枝に括り付け、崩落しそうな土手から川に流して水の勢いを和らげる「木流し」の訓練