6日に県独自の感染警戒レベル「5」に引き上げられた小諸市。12日までの直近1週間の新規感染者は86人に上っているが、これは、人口10万人当たりに換算すると190人で、東京都の91人を大幅に上回る数字だ。子どもの感染も増加傾向にある中、収まる気配が見えない状況に市民の緊張が高まっている。
市内の感染者は、12日時点の累計で市職員4人を含む130人。新規感染者の急増で、県内病床使用率は50%超とひっ迫する中、宿泊療養施設が東信地区全体で100床と限られているため、自宅療養をする軽症や無症状感染者もいる。
市保健福祉部では、「レベル引き上げ後1週間となる今週中の状況を注視し、対策を検討する」としている。また、症状がある人に対して佐久保健所(電話0267・63・3178)やかかりつけ医への電話相談を呼び掛けている。