佐久市瀬戸地区の菜の花畑が見ごろを迎え、約7ヘクタールという広大な敷地に黄色いじゅうたんが広がっている。
佐久楽農倶楽部の菜の花部会が、遊休農地対策の一環で以前から栽培を続けている。普段なら菜種油で揚げた天ぷらなどを振る舞う菜の花祭りを開いているが、新型コロナの影響で昨年、今年と2年連続で祭りは中止に。
ただ、同倶楽部の荻原徳雄さんによると、畑で写真撮影を楽しむ家族連れの姿も多く見られるほか、今年は移動販売車の出店などもあったといい、「『瀬戸の菜の花』の知名度が上がってきた。祭りができなくても、みなさんそれぞれに菜の花を楽しんでくれている」と喜んでいる。