小諸市の「作曲コンクール」の入賞者が決まった。小学生の部で野岸小2年の原田榎乃さん(8)、中高生の部で小諸高校3年の上村勇希君(17)が、最優秀賞を受賞。このうち、上村君の作品「憩い」がグランプリに輝き、来年1月1日から、小諸市の夕方5時に流れるサインメロディに採用される。
6回目の今回は、市内の小中学生や高校生から、45作品の応募があった。今年は初めて審査員特別賞を設置。優秀賞2人の中から、美南ガ丘小4年の平木二湖さん(9)が受賞した。
グランプリの上村君は3年連続で応募。2年前にもグランプリを受賞しており、「2度目のグランプリは本当にうれしい」と喜ぶ。受賞作品「憩い」は、「短い中でも落ち着いて聴けるよう工夫した」とし、「この曲を毎日聴いて、多くの人に覚えてもらいたい」。
小学生の部最優秀賞の原田さんは、「みんな元気にな~れ♪」で受賞。「悲しい気持ちになっている人に元気になってほしいと思って作った」と話す。
審査員特別賞の平木さんは、昨年度のグランプリ受賞者。「初めてできた賞をもらえてうれしい」とにっこり。受賞作「風の行方(チェロ3重奏)」は、散歩中にそよ風が吹いた時に浮かんだメロディだ。