佐久市西耕地区で4日、伝統行事「おかがり」があった。今年は初めて、従来開いていた区内の稲荷神社から、一本松グラウンドに場所を移して実施。小学生からお年寄りまで大勢の区民が参加し、交流を深めた。
村世話人会(加藤憲一代表)が中心となって運営。区民が持ち寄ったダルマや正月に飾った縁起物などで矢倉を組んで火をつける内容で、かつて、この行事を行わなかった年に地区内で大きな火災があったといい、「大火を出さない」という教訓も含んでいるとされる。
小学生も多く参加し、おき火でもちやマシュマロを焼いて味わった。加藤世話人会代表は、「自分も子どもの頃に参加した記憶がある。同じように、今の子どもたちにも、地区の行事に参加したという記憶を残したい」と話していた。