小諸市野馬取の水源地で18日、水の安定供給と安全を祈願する「水道感謝祭」を開いた。水道関係者のほか、消防署や消防団といった水に関係する団体などから約30人が参加した。
野馬取水源地は大正13年に造られた水源地。その年から上下水道の供用が始まったこともあり、小諸の水道発祥の地の一つとされていて来年で供用百年を迎える。現在は天池や三和、相生町などの3163戸に水を供給している。
感謝祭は毎年6月1日から始まる「水道週間」に先駆けて行っており、40年以上続くとされているが、「古い資料がなく正確な年数や起源は分からない」という。会場の水源地には祠が2つあり、清めの塩や清酒をまいたほか、玉串を奉納した。