佐久市内山地区の荒船山神社の氏子総代会(春日利夫会長)は25日、同神社の里宮で「大祓式」を行い、神事や茅の輪くぐりを行って、悪疫退散や無病息災を祈願した。
同神社は毎年6月の終わりに、半年間の穢れを払う大祓い式を開いており、これに合わせて茅の輪を置いている。茅の輪は「備後風土記」にある、スサノオノミコトが茅の輪をかけて疫病を免れたという説話を伝えるものといわれており、これをくぐることで日頃積み重なってしまっている「穢れ」をはらうという。
同神社宮司の小間澤肇さんは、「茅の輪くぐりを通じて自分自身を見つめ直す機会としてほしい」と話していた。
この日は茅の輪くぐりのほか、増野瑞希さん(中込中3年)、会田円さん(中込中1年)、大曽根希さん(中込中1年)、松崎亜朱水さん(佐久城山小3年)、高柳希衣さん(佐久城山小4年)の5人が務める舞女(まいひめ)による「豊栄の舞」も奉納。集まった人の注目を集めた。