小諸北佐久シルバー人材センターが5日、新会員獲得や会員の就業機会の拡大などをねらい開いた「ハウスクリーニング就業体験」には12人が参加。掃除のプロである「サニクリーン甲信越」のスタッフを講師に、家の中を掃除するにあたっての基本やコツを学んだ。
県シルバー人材センター連合会が主催する「高齢者活躍人材確保育成事業」の一環。参加した12人のうち会員は8人、未会員4人。シルバー人材センターにはこのところ、施設清掃の受注が増えているといい、同センターは「入会者に繋げるのはもちろん、会員も新たな技術を覚えることで受ける仕事の幅が広がる」とする。
この日は洗面所や風呂、トイレなど家の中のあらゆる場所を掃除するにあたり、使うべき道具の選び方や掃除の仕方などを講義。例えば浴室内で発生しやすいカビについて、「室内の湿度が80%以上で温度が25~28度、そして風通しが悪いとカビが増える。風呂上りに冷水を撒くだけで湿度と温度を下げられ、成長を遅らせられる」などと話した。