岸野の育成会や、PTA、岸野小の保護者OBでつくる「親芋の会」や地元育成会が主催した「親子キャンプ」は5、6日の両日、岸野小で開いた。同小児童と保護者が防災体験や飯ごう炊飯、肝試しを楽しんだ。
この日の参加者はスタッフも合わせて約30人。4年ぶりの開催だったが、スケジュールが合わず参加できなかった子どももいて、例年と比べると少なめだった。
同小の体育館が避難所になっていることもあって、自衛隊員や市職員による防災体験も実施。自衛隊の役割を聞いたり、敬礼やほふく前進を体験した後、市職員を講師に避難所で使う簡易テントやパーテーション、アルミ製ベッドを組み立て、アルファ米の試食も行った。
夕飯のメニューは定番のカレーライスで、児童は飯ごう炊飯に挑戦。就寝前には肝試しもして、ゴールの音楽室を目指して夜の学校を歩いた。お化け役を務めたのはキャンプに参加経験のある中高生で、あの手この手で脅かしていた。
親芋の会の橋詰博和会長(53)は、「児童が卒業後にお化け役に回る楽しみもある。コロナで中止が続き、段取りなどうまくいかないこともあったが、また長く続けていきたい」と話していた。