佐久市野沢小の合唱部(鄭奏花部長)が、今年度の「こども音楽コンクール」の小学校合唱部門で最高賞の「文部科学大臣賞」を受賞し、日本一となった。同コンクールで野沢小が日本一になったのは、平成21年度、25年度に続き3回目。
長野県予選を勝ち抜き、昨年12月に千葉県で開いた東日本大会に出場。ここで金賞を受賞し、この時の音源で審査される全国大会に進んでいた。鄭部長は、「東日本の時に自分たち自身が満足できる歌声を披露できていたので、どんな結果でも良いと思っていた」というが、日本一の一報を聞いた時は、「飛び跳ねるくらいうれしかった」と笑顔を見せる。
顧問の後藤千鶴教諭は、「コンクールでは、楽しさを前面に出し、持てる力を出し切ることを目標にしてきた」といい、「本番で楽しく歌えていたので良かった」と振り返る。
同部は今年度、「NHK全国学校音楽コンクール」の全国大会で過去最高となる銀賞、全日本合唱連盟主催の合唱コンクール全国大会で金賞を受賞するなど活躍。鄭部長は「親や先生、地域の人など、たくさんの応援のおかげ。とてもありがたかったし、感謝している」と話していた。
同部は今月下旬に、感謝の気持ちを込めた恒例のコンサートを開く予定だが、新型コロナの感染状況を踏まえ、開催するかどうか検討している。